アキ・カウリスマキ監督『ル・アーヴルの靴みがき』公開

カウリスマキの待望の５年ぶり新作『ル・アーヴルの靴みがき』が神戸アートビレッジセンターでも上映される。この映画はカウリスマキの最高傑作との呼び声も高いようだ。
予告を見る限り久しぶりにカウリスマキ節キタ〜！という感じ。やはり独特のセリフ回しが予告でも炸裂していてﾆﾀﾆﾀしてしまう。嬉しい限り。

すでに日本公開は順次されており神戸は遅い方。

神戸アートビレッジセンターは5/26-6/8までの上映らしい。２週間のみ。バカ！そりゃないよ。

しかし救いはカウリスマキ傑作選も同時期上映されるということ。ナイス！！

東京のユーロスペースでは全作上映されたらしいが、神戸のセレクトも見事。

『パラダイスの夕暮れ』　1986年。一番渋いペロンパー。
　　女　　「…喋りすぎた」
　　　　　「…冷えるわね」
ペロンパー「そうか…俺は感じない」

『ラヴィ・ド・ボエーム』1992年。３人のダメ芸術家たち、達者なのは口だけ。愛くるしい。

『浮き雲』　　　　　　　1996年。いわゆる敗者３部作の１作目。

『街のあかり』　　　　　2006年。敗者３部作の３作目。

というまさに傑作選。
『ラヴィ・ド・ボエーム』はマイベスト・カウリスマキ。いや、他にもいっぱいある！
文句つけるなら『街のあかり』じゃなく傑作『過去のない男』でしょ！

ま、欲張ってもしょうがない。

スクリーンでマッティ・ペロンパーに逢える！！それだけで幸せだ。

カウリスマキ未見の方、彼の映画は一度でもいいから観てみてください。
絶対絶対好きになりますよ！DVDはレンタルしている店も限られますし中古販売は鬼価格に釣り上がっていますが、きっと出会えるはずです！！