超お勧め『ハートブレイカー』
今朝、久しぶりにむちゃくちゃ楽しい映画を観た。
『ハートブレイカーL'arnacour』2010年。
原題のL'arnacourの意味はペテン師。courが心という意味があってかけてある。
意味は映画を観ればよくわかるが、映画の内容はすごく簡単で(それがいい)別れらせ屋の話をラブコメで描いている。邦題はすごく安っぽくて嫌い。
とはいえ映画は近年のラブコメ史上最高の面白さ。その辺の話はあとで詳しく。
映画はいつもと同じくwowowで録画して観た。なんの予備知識もなく観たが
予備知識がなかった分、余計楽しめたかもしれない。
主演は大好きなフランス人俳優ロマン・デュリスRomain Durisとヴァネッサ・パラディVanessa Paradisという俺にとっては奇跡の共演だ。
ロマン・デュリスは最近作品に恵まれていなかった。割とシリアスな役が多く持ち味を発揮しきれていない。
彼の作品で一番輝いてるのは『スパニッシュ・アパートメント』だと思っている。あのコミカルさが彼の大きな魅力なわけです。
この『ハートブレイカー』では彼のコミカルさはもちろん、カッコよさも存分に楽しめる。
その魅力を引き出してるのが共演のヴァネッサ・パラディであろう。
ヴァネッサ・パラディはジョニー・デップのパートナーとして今では有名だけど、フランスのトップアイドルであり女優としても素晴らしいものをもっている。すべての映画を観ているわけではないが、パトリス・ルコントの『橋の上の娘』(1999年)は間違いなく代表作。
しかし女優業は目立った活躍なく、この映画で完全復活と言っていいだろう。とにかく可愛い。それだけでいい。
映画の細かいところはどうでもよくて、そりゃ突っ込みどころがないわけじゃないし、突っ込みたい人はどうぞ、寂しい映画鑑賞ねえと言ってあげたい。
ラブコメってのはとにかく楽しければいいと思う。近年、ラブコメは元気がない。一時期、メグ・ライアンがラブコメ界を席巻したころは元気があったが。ラブコメ女優の過渡期なんだろう。それ以降で文句なしに面白かったのって2006年『プラダを着た悪魔』(ラブコメ?ある意味ラブか)、2007年『ラブソングができるまで』だろう。ドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』は大好きだけど、映画は特に2作目は最低だった。ドラマだけでよかったのに。泣けて笑えて、あんなドラマは『東京ラブストーリー』以外にない(古いな)。
話は長くなったが、『ハートブレーカー』は絶対に観て損がないです。
おしゃれで楽しくて笑えて泣けはしないけど、心にふわっと残る映画です。一生大切にしたい映画。ロマン・デュリス万歳!!
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